繁盛しないのはコンセプトがはっきりしないから

先週の連休、天気も良かったので一人京都観光に出かけました。
このシーズン、京都は観光客でごった返していて、海外からの旅行者もいたるところで出会います。
東山花灯路という春の一大イベントが開催されている時期でもあり、清水寺や高台寺、八坂神社といった名だたる寺院がライトアップされる絶景は見に行って絶対に損はありません。

高台寺へ向かう途中、時間もあったので珈琲でも飲もうととある喫茶店に入りました。
チョークで書かれたおしゃれなメニューボードが目につき、周囲にはカフェらしきものもなかったのでここに決めたのですが、このお店、丸い小窓が一枚あるだけで外から中の様子がまったく見れないんですね。
これじゃ店内が流行っているのかどうなのかわかりません。

お店に入ると、一人のお客さんもはいません。
今日に限ってはこれほど観光客が多い中、ちょっと意外な感じがしました。
けれど、ホットコーヒーを頼んで待っている間になんとなく店内を見渡していると、なぜ流行っていないのか分かった気がしました。

「コンセプトがはっきりしない。」

飲食店の経験はあまりありませんが、この感覚は何となく当たっているはずです。

解放感のある高い天井、橙色の間接照明はあきらかにカフェの装いなのですが、カウンターにはなぜか焼酎などのボトルが置かれています。
にもかかわらず、店外にあったメニューボードにはパフェなんかもあったので、カフェ寄りの店かと思ったけれどそうでもなさそうで・・・。

アルコールを置くのであれば、それに見合った料理を充実させることが大切だし、カフェメインでいくならスイーツ系の売りを一つでお持っておいたほうがいいのは明白なのですが、これが商売のむずかしいところですね。
思い入れが強すぎると一体何が正しいのか、だんだんわからなくなってくる。

コンセプトをはっきりさせて、一つの売りに特化すること。
それを特化させるために周囲にも意見を求めること。
これはどんな商売にも通じることなので、他人事ではないと感じさせられたのでありました。

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